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※ 全肥商連・第53回全国研修会の様子を、【全国肥料商連合会】メールマガジン7月14日号(No.125)のレポートをもとに、ここに報告させていただきます。 |
第53回全国研修会は、『NEXTアグリ"0"年~農業の復興は需要の創造から~』の総合テーマの下、7月6日(木)~7日(金)の両日、九州地方は記録的な豪雨に見舞われましたが予定通り開催されました。当日数名のキャンセルがあり、都道府県部会131名、元売9名、賛助11名、一般11名、行政・講師・事務局等24名、総勢186名の参加となりましたが、スケジュール通りつつがなく終え、多くの方々から大変有意義な研修会であったとの評価をいただきました。 |
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第1日目は全肥商連・上杉会長の主催者挨拶、そして来賓の祝辞は、農林水産省九州農政局金丸局長が災害対策の為欠席となり同次長の百崎賢之様が代読、同様に欠席となった熊本県生産経営局川口局長に代っては農林水産部農業技術課長の堤 友信様が代読ということで研修会が始まりました。 |
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宮城大学名誉教授・大泉一貫先生による『フードチェーン農業in九州』と題する記念講演では、今後農家戸数が激減してゆく中、マーケットイン型「フードチェーン農業」に取組むことが生き残りをかけた農業経営の姿であることをわかり易く講演していただきました。 |
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パネルディスカッション『震災に負けず立派な農業経営をしている農業者に聞く』では、実践発表&パネラーとして、(有)内田農園・内田社長、嶋村農園・嶋村代表、(有)ファーマーズ・田岡社長の3名。アドバイザーとして宮城大学・大泉名誉教授、コーディネーターはジェイアール東日本企画・牛島部長が務められました。今後あるべき農業経営と青果流通の実態など現場の生の声が聞けて大変有意義でした。 |
研修会終了後の懇談会には、183名が参加しました。農林水産省生産局情報分析官・栗原 眞様の来賓挨拶、続いて地元熊本県部会の田中県部会長の歓迎挨拶と乾杯で開宴となった懇談会は、熊本は天草の伝統民謡「牛深ハイヤ節」で最高潮に達しました。日頃めったに会えない人と楽しい会話が出来たと好評でした。 | |||||||
休憩を挟んで『国際水準認証GAPの普及と促進』の基調講演に移り、(1)農林水産省生産局農業環境情報分析官・栗原 眞様から「GAP(農業生産工程管理)について」、続いて基調講演(2)日本GAP協会事務局長・荻野宏様からの「JGAP認証制度をめぐる状況」と、GAPの普及と拡大について行政の取組とJGAPの現状進展について学びました。 | |||
その後のパネルディスカッションでは、パネラーとして、全肥商連佐賀県部会長・宮原茂行様、全肥商連鹿児島県部会・浜平博行様、北海道JGAP協議会・井上 官様、ふじのくに豊田肥料JGAP協議会・仲畑隆久様の4名に登壇していただき、アドバイザーを農水省の栗原分析官と日本GAP協会の荻野事務局長、コーディネーターを全肥商連の西出常務理事が務めました。既にGAPに取り組んでいる会員会社の実例報告や意見交換を行うことにより、今後GAPを取組む必要性を認識する講座となりました。 |
閉講式では全肥商連上杉会長より、次回開催地はまだ決まっていないが、「全国研修会は、全肥商連の社会的存在感を示す最も重要なイベント」であり、現在調整中ではあるが、今後共是非皆様には出席頂き盛り上げていただきたいたいとの挨拶の後、全肥商連福岡県部会長・稲生久司様の閉会の辞で、今年度の全国研修会の全工程を終了しました。 | |